地下室の酒気帯び日記

_ [Soft] SmoothTeddy: Quick 3D Modeling and Painting

SmoothTeddy = Teddy + Chameleon のような感じらしい。

ただ、Teddyの部分もかなりパワーアップしてる。メッシュをきれいにできるし、

Subdivisionも実装されている。ただ単純にメッシュを細分化しているだけかもしれない

けど。ポリゴンメッシュを描いたら自動的にbeautifyされるようになっている。これは曲

面に沿って均等に頂点を移動させているようである。前バージョンのTeddyですこし問題

だと思った、メッシュが汚いという問題が改善されているだけでもすばらしい。

他にも色々とした拡張がなされている。child partをモデルに追加し、それを単独で動か

したり回転したりできる。また、child partを滑らかに別partに接続できる。カットした

切り口を滑らかにしたり、オブジェクトを鏡面コピーしたり(腕や翼なんかに便利)もでき

る。

基本的にシャープなものは描けない。

"Subdivision Surfaces in Character Animation"[Tony Derose]あたりの論文のシャープ

さを残したままのSubdivisionを利用すれば、切り口をシャープなままにして、他の部分

を滑らかにするなどのことはできるだろう。

_ [Memo] Doxygen インストール (with graphviz + Microsoft HTML Help Workshop)

以前紹介したDoxygenをWindowsで使う場合、graphviz(図作成)とMicrosoft HTML Help Workshop

を一緒に利用すると非常に良い感じのドキュメントが自動生成できるのでインストール方法

と簡単な使い方ををメモしておく。

最初に以下のものをDLしておく。

・doxygen-*.*-setup.exe (or doxygen-*.*.windows.bin.zip)

・graphviz-*.*.exe (or dot.exe + thirdparty.zip)

・htmlhelp.exe (if necessary Japanease Help: htmlhelpj.exe)

■ インストール方法
1. doxygen-*.*-setup.exe 実行
   (これの代わりにdoxygen-*.*.windows.bin.zipを展開してどこかのフォルダに格納するだけでも良い。
   この方法の場合Doxygenのドキュメント、サンプルなどは別途インストールする必要あり。)
2. graphviz-*.*.exe 実行
   (これの代わりに、dot.exeをフォルダにいれ、thirdparty.zipを解凍し、
   出てきたファイルを全てdot.exeと同じフォルダに入れるという方法でも良い。)
3. htmlhelp.exe 実行(日本語ヘルプがほしい場合はhtmlhelpj.exeも実行。
   解凍されたファイルを"*:\WINDOWS\Help"に格納)
4. doxygen.exe へパスを通す。(コマンドラインで実行するのが楽なため。任意。)
5. dot.exe へパスを通す。(doxygenがこのコマンドを認識するために必要。必須。)
6. hhc.exe へパスを通す。(但しこれはDoxygenの設定ファイルで指定できるのでパス
   を通さなくても良い。任意。)
7. 再ログイン(パスの設定に必要ならば)
■ Quick Start
% doxygen -g [<設定ファイル名>]
% doxygen [<設定ファイル名>]
(※ Defaultでhtmlというフォルダが作られ、そこにHTMLファイルが生成される。)

_ [Memo] Doxygenで図を作成し、HTML Help Workshopを利用するために必要な設定

HAVE_DOT = YES /// dot.exeを使用する
GRAPHICAL_HIERARCHY = YES /// このタグとHAVE_DOTが両方YESの場合、グラフィカルな全クラスの階層図
                          /// を生成する。
CLASS_GRAPH = YES /// このタグとHAVE_DOTが両方YESの場合、ドキュメント化されている各クラスの継承
                  /// 関係を示す図を生成する。
COLLABORATION_GRAPH = YES /// このタグとHAVE_DOTが両方YESの場合、ドキュメント化された各クラスと
                          /// 他のクラスとの継承関係、所有関係、参照関係などを示す図を生成する。
INCLUDE_GRAPH = YES /// このタグとHAVE_DOTが両方YESの場合、ドキュメント化された各ファイルと、他
                    /// のドキュメント化されたファイルとのインクルード関係を示す図を生成する。
GENERATE_HTMLHELP = YES /// HTML Help Workshopを使用する
HHC_LOCATION = hhc.exeのフルパスを指定(パスに空白が含まれる場合はダブルクォーテーションで囲む)

_ [Memo] Doxygenでその他よく使いそうな設定項目説明

PROJECT_NAME /// トップページに表示される名称。
PROJECT_NUMBER /// リビジョンナンバー。
OUTPUT_LANGUAGE /// 出力言語。日本語の場合はJapaneseを指定。
EXTRACT_ALL /// コメントのついていないようなエンティティも含めてドキュメント化する場合はYES。
EXTRACT_PRIVATE /// コメントが記載されていても、privateメンバ、privateメソッドについてドキュメ
                /// ント化しないようにするにはNO。
EXTRACT_STATIC /// コメントが記載されていても、static関数やstatic変数についてはドキュメント化し
               /// ないようにするにはNO。
GENERATE_TREEVIEW /// フレーム付きのHTMLを出力したい場合はYES。(Doxygen Ver.1.3 Windows環境では
                  /// フレームが文字化けする。)
JAVADOC_AUTOBRIEF /// JavaDocスタイルの簡易説明(コメントの1行目から最初の"."までを簡易説明とし
                  /// て扱う)を使用する場合はYES。
INPUT /// 入力となるソースファイル(群)の名前、もしくはそれが存在するディレクトリ(群)。"."
      /// はカレントディレクトリをあらわす。
FILE_PATTERNS /// INPUTにディレクトリの指定がある場合、doxygenの入力として使用するファイルをフ
              /// ィルタリングするためのパターンを設定(ex. *.cpp *.h)。
RECURSIVE /// サブディレクトリに置かれたソースコードもドキュメント化する場合にはYES。
EXCLUDE /// ドキュメント化の対象外にしたいファイルやディレクトリを指定する。
EXCLUDE_PATTERNS /// INPUTにディレクトリの指定がある場合、ドキュメント化の対象外にしたいファイ
                 /// ルをフィルタリングするためのパターンを設定。
INPUT_FILTER /// doxygenがソースコードを読み込む前に前処理を行いたい場合に、フィルタコマンドを
             /// 指定する(ex. nkf -e)。
SOURCE_BROWSER /// ソースファイルのリストを生成する場合にはYES。ソースコードはエンティティの説
               /// 明箇所と相互に参照される。
ALPHABETICAL_INDEX /// アルファベット順のインデックスを生成するにはYES。