川崎市市民ミュージアムで開催されているフランスコミック・アート展へ行く。ニュアン
スは若干違うようであるが、漫画のことをフランスでは、帯状のデッサンという意味で、
「バンド・デシネ (Bande dessinee)(最後から2つ目のeはウムラウト表記。どう入力すれ
ばでるのかわからないので知っている人がいたら教えてください)」、省略してBDという
ようだ。
フランスコミックの印象としては、絵が絵画的であり、芸術性が高いように感じた。カラー
印刷のものが多いために、そう感じたのかもしれない。自分はかなり気に入った。特に気
に入ったのは、メビウス、エンキ・ビラル、スクイテン、ニクラ・クレシーのものである。
アキラの大友克洋はメビウスの影響を強く受けたようである。ジョジョの奇妙な冒険の
荒木飛呂彦なんかもフランスコミックの影響をかなり受けているのではないか、という印
象を受けた。
作品を読んでみたいのだが、日本語訳のみならず、英語訳のものも少いようだ。さすがに
フランス語では全く何が書いてあるのかわからない。まあ絵だけでも気に入ったから買っ
てもいいんだけど、装丁が豪華で、一種の画集のような体裁なので、値段が結構高いから
躊躇してしまう。エンキ・ビラルの作品の一部は日本語訳があるようなので、とりあえず
購入してしまったけど。