C++入門研修なるものにいってみた。なかなか勉強になり、面白かった。やはりC++はJava
に比べてメモリ関連で色々大変だけど、その分色々できそうだ。
Cでオブジェクト指向プログラミングをする、って項目もあり、少し感動した。たいしてC
について知らなかったから、当然そういったプログラミング手法は使えないと思っていた
けど、ポインターを駆使すれば、継承や抽象を実現できることを理解できた。まあCは当
分使わなそうだけど。
会社の同期で屋形船を借りて飲み。この歳で屋形船かよ!という感じもするけど、飲み放
題だし、景色も良かったので満足。高いけど。
とりえあず、同期の奴に横浜ニュージンジンのサービス券ももらったので満足だ。屋形船
に何一つ関係ないが。
今週は色々レンタルビデオを見た。見たものは、「ハリーポッター」「サイダーハウスルー
ル」、「リトルダンサー」、「ストレイトストーリー」。
どれも面白い。強いていえば、「サイダーハウスルール」と「リトルダンサー」は良かっ
た。感動を求めている人は是非。
ジギーの30周年モデルを買った。日本語版を買ったのだが、これがとんでもない不良品ら
しい。3pence_BBSに「They only did it cos of fame. Who?」というタイトルで、これについて
詳しい書き込みがあったので全文引用する。
相当マニアックな書き込みであるが、とりあえず、こんなものを普通に販売した奴らにと
てつもなくむかつく。
だからSex PistolsのEMIって曲で「They only did it cos of fame」(奴らは名声が欲しいんだ)って言われちゃうんだよ。
ある意味プレミアがついてしまうかもしれないけど。
They only did it cos of fame. Who?
先頃発売されたボウイ『ZIGGY STARDUST: 30th Anniversary Edition』(EMI)ですが、これがとんでもない不良品です。日本の各ボウイ・サイトでも部分的に指摘されていますが、この欠陥の全容を指摘する記述がないので、ボウイ評論家という肩書き上、この場を借りて私がここに取りあえず判る範囲で書いときます(マニアックな記述になるので以下ボウイ・ファンの方以外はお読みにならないよう)。
まず日本盤ですが、これはブックレットの留め具部分の不良と、disc1と2の盤面の絵柄が逆に印刷されているという理由により、今月10日に店頭に並んで即日回収処分となっています。現在店頭に並んでいる外盤(EU)に関しては、前者は問題ありませんが、後者は同様にやはり逆に印刷されています(回収なし)。これだけでも相当の手落ちですが、決定的な欠陥は以下。
disc1と2を通して、なんと収録されている音の定位がL-R全て完全に逆になってます。『ZIGGY』は各パートを基本的に真ん中に配置し、空間系エフェクトで左右に振って音に厚みをつけるミックスが特徴なので、一聴した限りはなんとなく違和感を覚える程度なのですが、ヘッドホンで既発の過去の版と聴き較べると一目瞭然(一番わかりやすいのは、オリジナルではアコギ&ハンドクラップがイントロではっきり左から聞かれる「Soul Love」あたりでしょうか。「Suffragette」の"Hey man!"という掛け声、オリジナルは1番では左、2番では右にミックスされていますが、これらも当然全て逆になってます)。disc1と2の絵柄を間違えるのはともかく、肝心の音が左右逆になっているというのは完全に許されないでしょう。私が聴いたのはEU盤だけですが、マスターは各国同じものを使う筈なので、回収された日本盤も恐らく同様に定位は左右逆でしょう。
そして更には。
「Hang onto Yourself」のイントロのカウントが消えている。
尚かつ。
本来「Suffragette」へ切れ目なしに繋がる「Ziggy」のエンディングのギターがフェイドアウトしてしまい、曲間に空白ができている。
果てには。
「Suffragette」だけ明らかにマスタリング・ミス。余分な低音域が含まれ、この曲だけ音がひどく籠もっている。まるで聴けた音質ではない。
決定版リマスターを謳いながら、こんなバカなミスが果たして許されるのか。こんなものは『ZIGGY』ではない。しかもdisc2までチャンネル左右逆になっているのに回収なし。きちんとしたアナウンスもなし。全くリスナーをバカにしているとしか思えない(今月末改めて発売予定の修正版も音に関しては直されていない可能性が高い)。
まだある。
書物仕様になっているケース&ブックレット、これが紙折れ、擦れが目立ち、私の買ったものに関しては乱丁まであった。掲載の写真もネットからダウンロードしたような粗雑でふざけた画質&印刷のものが多い。David Buckleyの解説はそれなりに価値はあるが、肝心の歌詞を不掲載にしてまであれ程の分量をフィーチャーするのは頂けない。こんなブートレグ並みの雑な代物を涼しい顔して売っているEMIが本当に信じられない。
って、なんか途中から文体変わってしまいましたが、結論としては「金返せ」。とんだ詐欺ですよ。
音源自体は既発のもので殆ど聴けるものばかりなわけですね。初出はdisc2の「Sweet Head (take5)」と「Moonage (New Mix)」なんですが、前者は演奏前のスタジオ内の会話がちょこっと収録されてるだけで、テイク自体はライコで既発のものと同じ気がするし、後者は単にフラットなミックスにしただけでそんな大したもんじゃない。つまり、ファンは飽くまで新たにマスタリングされた過去最高音質の『ZIGGY』と、美麗なブックレットを目当てにこれを買うわけでしょう。新たなファンは、ボウイの代表作『ZIGGY』を初めて購入しようという時、「決定版」という信頼の下にちょっと奮発してこれを買うわけでしょう。それが、肝心の音は無茶苦茶だわ、ブックレットは粗雑だわ、これが詐欺でなくて一体なんなんだ?
で、EMIってのは、'00年のボウイの『AT THE BEEB』(BBCラジオ・セッション集)発売当時にも、'72年1月&5月と2テイク収録されている「Ziggy」を、どっちも同一音源を収録してしまう、というとんでもない大失態をやらかしているんですよ(初回プレス即日回収。購入者には代わりのディスクを送付)。EMIは'99年にボウイの'89年までの旧譜を再発してますが(現在店頭に並んでいる版がこれ)、'90年ライコ再発で日の目を見た過去の重要音源をことごとく再び地下に葬ったと同時に、ブックレットは意匠もさえなければ印刷も汚いというお粗末な仕事ぶり。本家がこんなだからか、東◯EMIは更にひどい。今回のブックレット不良なんかもそうですが、'90年ライコ再発時の日本盤だって、オリジナル・ライコ版のブックレット&盤面のデザインの切れを全て台無しにしてたし、対訳を一向に改めようとしない姿勢なんかも致命的なわけで、少なくともボウイに関しては、全てにおいて購買者の顔が見えていない鈍感なルーティン・ワークをしている会社にしか見えません。だから『'HOURS...'』日本盤にイエモンの奴のコメント載せちゃったりするわけでしょう(あんなもん要らないんだよ)。
・・・と、まあ、ここまでボロクソに言ってしまってEMIには悪いんですが、言われても仕方ないことやってんだからしょうがないですよ。せっかく音自体は良くなってるのに(アコギの瑞々しさ、中低音域の腰、また、各パートの立体感が際立った上、'99年リマスターのようなデジタル臭がなく、アナログに近い暖かみのある音に改善されている)、しかし「Suffragette」モコモコな上に、チャンネル左右あべこべじゃ全て水の泡でしょう。どうしてぐうの音も出ないようなものを作らないんだ(アーノルド・コーンズの残り2曲は当然として、どさくさに紛れて「Holy Holy」'70年オリジナル版もここで初CD化するべきだろうが。全く何をやってるんだ!)。パッケージ変えて同じものを何度も売りさばく、30周年に便乗した商魂しか感じられない、とか言われたってこれじゃEMIに言い訳の余地はないですよ。一体何年レコード会社やってんだ。雷丼が25年前に歌ったことがいまだにまんま新鮮に響きますよ。
EMIがいつまで経っても決定的な仕事をしない限り、ボウイは依然ライコ版で揃えていくしかないですね。あそこはCD専門のレーベルで、確かマスタリングには独自の技術持ってて、一概に以降のEMI再発が(聴覚上)音質で勝っているとも言えないんですよ(ライコの音はまろやかで、ギスギスしたデジタル臭がない)。これからボウイをまともに聴いていこうとする人は、中古でライコ再発制覇がボウイ道への最短コースです。ともかく『ZIGGY』を既発版で持っていない人は『ZIGGY: 30th Anniversary Edition』を絶対に買ってはいけない。
追記:レココレ誌8月号で吉村栄一氏がdisc2の「John, I'm Only Dancing」を'79年リミックス版だと記していますが、これはオリジナル・ミックス版です(但し、チャンネル左右逆の、です)。オリジナル・ミックスは全体的にリバーブが薄く乾いている上、イントロでまず右からアコギ、追って2番目のアコギが左から聞かれ、ハンドクラップが真ん中にミックスさているのが特徴。
・・・嗚呼、なんてマニアックな書き込みなんだ!!
02/07/17(Wed) 17:27:15
["3pence_BBS"の"They only did it cos of fame. Who?"という書き込みより引用]
長いな、オイ