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地下室の酒気帯び日記

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2004-02-14 (Sat) [長年日記]

_ ヨハネス・イッテン 造形芸術への道

色彩が良い。デザインもかっこいい。満足。

帰り際に美術館関係者と美術関係者の人が美術館はサービス業かどうかみたいなことでも

めてるのを見た。なんか美術館関係者の方は毎日24時過ぎまで残業していてこれ以上はど

うたらこうたら、と自分の嫌いなこんなにがんばってるんだアピール。そんなに残業して

いるんなら改善の余地がありまくりってことだろ。くだらんアピールするなと言いたい。

本当に忙しいやつはそんなこと言う暇すらないだろ。多分。

自分は美術素人だけど、美術館ってサービス業じゃないのか。

_ 万年筆

最近万年筆が欲しくなってる。書きやすくて疲れにくいらしいので。そこで万年筆好きの

友人F氏に聞いてみたところ、LAMYのSafari, AL-starDelta社なんかをすすめられた。

ノートを書いたり手帳に書いたりと会社などで日用品として使うつもりなので余り高いも

のは考えておらず、自分としてはSafariを買おうと思った。とりあえず、書き味を試しに

いかないと。

_ 春よ来い

F氏と久々に渋谷で飲む。ギネスはやはりうまい。

まあそんなことよりF氏は幸先の良いスタートを切ったようだ。素晴らしい。

「アダルトビデオの振動方向はジャンルによって違うが、一秒間に2.5往復ほどである」

[アダルトビデオの科学 今日のトリビア 編より引用]

_ 文藝春秋

芥川賞受賞作の蛇にピアス(金原ひとみ)、蹴りたい背中(綿矢りさ)が全文掲載されたとい

うことで購入。流行ものは押さえておくかという感じで。

内容は蹴りたい背中の方が自分好み。そして顔的にも綿谷りさの勝ち。

蛇にピアスは人物像に共感ができないってのと、描写が痛々しい。ピアスといえば自分も

昔耳にしていた時期あるけど、ここで出てくる内容はそんなレベルじゃなく人体改造的な

もの。まあそこが本書の主目的ではないんだろうけど、なんかそこらへんの描写が痛々し

くて。アングラ的なものが好きな人には良いかもしれないが。あと芥川賞の選評を先に読

んでしまったからか内容がわかってしまったのもまずかったのかも。選評読まずに読むこ

とをすすめる。

蹴りたい背中はもっと読みやすく自分としては人物像に共感を覚える。内容もさわやかで

前作インストールよりはだいぶ良い印象。

まあどちらも自分としてはおすすめという感じではないけど。


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