原文が公開されたのは2001年らしいが、今読んでみても面白い。ソフトウェアの多くがサー
バベースになるであろう、という話は現在だとかなり実感できる。自分が最近会社以外で
パソコンを使う用途というと主にメモ書き、メール、インターネット、辞書。これらすべ
てのデータがサーバー上にあった方が便利であろう。メモ、メールなどは色々な場所で利
用するので各PCで同期をとるのは面倒。サーバー上で管理できたらどれだけ楽か。また、
辞書なんかもサーバーベースであれば最新の定義を見ることができるだろうし、訂正も楽
になるだろう。こういったものを利用する場合はどこにいてもネットワークがつながって
いるような環境が望ましいが、現状の自分の生活範囲を考えればほぼ問題ないし、これか
らはそういった環境はより進むだろう。
現在会社でサーバー系アプリを書いていることだし、自分もこれからはこっち系の知識・
技術もより深く学ばないと。
ただ、この記事にも書かれているが、自分がサーバベースというかWebベースソフトウェ
アでどうしても好きになれないのがUI。これだけはユーザビリティがどうしても低く感じ
てしまう。ただ、ここで自分はすぐにJavaのような専用クライアントを作ってしまえば良
いんじゃないかと思ったりしたけど、この記事の著者Paul Grahamは自分なんかよりよっ
ぽどよく考えている。専用クライアントを作った時点でそれをユーザーがインストールし
なければ結局昔のアプリとあまり変わらなくなってしまう。どうしたものか。ブラウザだ
けで動くのが理想だしな。Flash UIなんかは自分の中でかなり有望だと思っているんだけ
ど、これも結局はFlashをユーザがインストールする必要がある。でも、最近だったら大
体デフォルトでFlashくらいは入っていることが多いから大丈夫かな?
ペトリネットを使え!